クリーニング屋さんで洗うことについて

こんばんは。
今日はクリーニングをしていて洗う事についてお話ししたいと思います。

私たちクリーニング店のほとんどで洗うというと『水洗い』か『ドライクリーニング』です。
クリーニング店のクリーニングは全てドライクリーニングしていません。
例えばワイシャツなどは水で洗いますので『水洗い』
※ワイシャツは常温の水ではなく、ほとんどが温水で40～60℃位で洗います。
スーツなどはもちろんドライクリーニングしています。

ですからお客様から特に指定がない限り洗い方はクリーニング店の判断で決めています。
クリーニング店のやり方、考え方がありますので
洗濯表示通りの洗い方でしたり、ワイシャツ以外はほとんどドライクリーニングでしたり、逆にほとんど水洗いなど、本当にまちまちです。

では、何が一番いいのか？？

それは、お客様の重視するポイントによって変わると思います。

例えばクリーニング店に対するお客様のポイントが料金でしたら、ほとんどの服をドライクリーニングする店がいいかもしれません。
ドライクリーニングの良い所は、風合いを損ねずに洗い上がり時の衣類にほとんどシワがなく仕上げ安い所。デリケートに洗えること。
デメリットは、油汚れ（油性の汚れ）や塵やホコリ以外はほとんど取れない事。
ですから、手間をかけずにクリーニングするにはもってこいです。（ドライクリーニングの全てではありません）
なので低料金のお店が多いと思います。

でも私は洋服の事を思ったら料金で選んだら間違いではないかと思います。
クリーニングってただ洗って仕上げたらそれでおしましではないと思っています。
例えば家で洗えるようなＴシャツをクリーニングに出されるお客様っています。
このお客様はなんで家でも洗えるのにクリーニングに出して下さっているのか。
型崩れしたくない、あまり色あせしたくない、家で洗ってもシミが取れなかった、アイロンがしっかり掛かっているのが着たい、洗うのが面倒、等々
要望によって洗い方が違うし取り扱い方も違います。なので料金も違います。

お客様から見てどのクリーニング店が適切に洗ってくれているかを判断するのは難しいと思います。
よっぽど高級なクリーニング店でなければ、見極めポイントは『学ラン』黒の詰襟の学生服。
学ランをドライクリーニングしている店は作業の効率化を優先していると思います。
また、水洗いを頼まなくてもしている店は着る方の事を思って洗っていると思います。
そこで、ドライクリーニングをしたのか、水洗いをしたのかの見極めはクリーニングに出すと付いてくる小さな番号の紙『タック』を見る事。
このタックがシワがなく綺麗なままだとドライ、シワがあちこち付いていると水洗いしている可能性が高いともいます。

水洗いすると乾燥時間がかかったり、シワになりやすいのでアイロン掛けが大変だったりとクリーニング店にとって良くないことが多いので料金もお高めな事も多いのだけれども
お客様が着ることを考えれば、汗や皮脂の汚れがしっかり落ちて学ランは絶対水洗いをした方が良いと思っています。

あとはダウンジャンパーもクリーニング店によって違うかなぁ。
イメージ的には安めの所はドライのみ、少し高いかなぁ～と思うような店は水洗いメインで汚れや素材によってドライではないかと思います。
（これはまったくの私の主観です。）

どっちがいいか悪いかではなく、その服にあった使い分けができるかどうかではないでしょうか。
Ｔシャツだから水とかズボンだからドライと決めていない店がいいと思いますよ。

少し長くなりました。まとまってなくてすみません。
最近、少し忙しくなり思う事がありましたので書きました。

山梨県甲府市住吉3-23-8
株式会社クリーニングすわん